11月19日土

今日は南宗寺で白鷗会の在釜でした。
朝の雨が上がる昼頃行ってきました。

南宗寺。雨なので人通りも少なく・・・八方睨みの龍も寂しそう。

なにやら・・・本殿の門(昔から残っている門)の路地に
「椿の井戸」ができていた・・・。これは観光用なのか?寄贈されていました。
門を潜ると大きな徳川家康のお墓が・・・。
かなり昔はひっそりと石の墓だったのだが
(冬の陣で大阪の家康の亡骸を南宗寺に急遽埋めたらしい。亡くなっていた説がある)
大阪城も秀吉の城の上にどっかりと整地して
徳川の大阪城を再築しているという。今の城は「徳川大阪城」なのだ。
秀吉の縁の上にどっかりと徳川をお示しされているようだ。
いつの時代もそのようだ。

利休供養塔、津田家、武野紹鴎の墓の辺りは紅葉していて雨の風情が初冬
とはいうものの・・・今日は暖かかった。
お席も、20人くらいのこじんまりとしたお部屋に
「直心是道場」の坐忘斎のお軸
花は伊賀花入れに棒、初嵐、紅獅子の椿が綺麗。
織部はじきの香合がまた可愛く
薄器の龍田川の蒔絵の美しい事(華正)
茶杓 山里 鵬雲斎書付
釜は淡々斎好み松地紋 独楽 興斉 造
お茶碗も黒松で淡々斎・猿の永楽・色松の渋かった事。
炉縁も面七宝蒔絵 鵬雲斎書付
煙草盆 表朔
お道具はあまりよく覚えてなくて・・・でもとても落ち着く席でした。
秋の暮のような初冬と今日の雨の感じにとてもよく合っていた気がします。
ほっこりお茶をいただき、雨の止んだしっとり感を曳いて
利休、津田家、紹鴎の供養塔を拝んで帰りました・・・。
と・・・12時前にお席を待っている時
激しい揺れがあり、本殿がキシキシ音を立てて揺れました・・・。
大阪、震度4の地震でした。
震源地は和歌山だったようです・・・。冬になると地震ありますねぇ・・・
あ・・・、今日はびっくりしました・・・。