10月28日日

菊薫る季節となって参りました・・・・月末はハロウィーンですね。
少し寒くなってきました。
昨日は、現代俳句協会、全国大会が
京都のホテルにて無料参加でしたので覗いてきました。

現代俳句全国大会賞は
終戦日何度閉めても開くドア」阿部様 の作品でした。
投句は果たしたものの、集会には一度も参加をしたことが無かったので
初めて集まりに参加してみました・・・
やはり・・・俳句の世界は年配者の多いこと・・・・圧倒されました。
表彰される方は40代50代の方もおられたような気はしますが・・・。
私も・・・身の置き処がなく(若くはないのですが・・・)
夕刻より、
一時帰国で夫が関西空港に到着する故早く帰ってきました。
さて・・・
私も多くを7月に投句しました。その時の句を記念に掲載しておこう。
かつて2009年のジャカルタスマトラ島沖大地震後の事を句にした・・・
・・・・・・
水禍跡亡骸めきし珊瑚屑 
水禍跡浜辺に暮らす家族霊
美少年柩に眠り水禍かな ★
仏桑花海の碧さに慰霊塔★ 
慰霊塔躱(かわす)す高さに夏の蝶
慰霊塔凌ぐ濤無き世へ蛍
ガムランの唸る轟夏怒涛 
ガムラン語り部となり夏怒涛
慰霊碑を眼に刻む跣足(はだし)の子 
水禍跡海碧ければ掌を合はす★
以上、かつての想いがあって作ったのですが・・・
評価は無かったですが。自己満足しています。あの時の想いの詰まった句。
地震研究員の友達も慰霊塔建設の為、よくジャカルタに調査に来ていたあの頃・・・
By夢乃(作品集の中に俳号が似ている人がおられビックリでした)
・・・・・・・・・・・
あれから9年経過し最近ではまた・・・
スラウェシ地震津波が2018年9月29日に突如襲った・・・。
かつてシュノーケルに行った事のあった美しい島です。
確か、この島にはメナドという真珠の養殖場もあったような気がします。
自然の美しい素朴な島にまた地震と洪水と津波が・・・追悼の意味で作った句。
・・・・・
海の溶岩珊瑚の森の魚の綺羅
・The lava in the sea is a coral forest
and the fish is twinkling like a star
溶岩の礁に血潮波打ちぬ
・It seems that the blood tide waves
on the lava rocks
引き潮や礁の凹の熱帯魚
・A tropical fish was left in the concavity of the reef
which became the ebb tide
闇抜けぬ数多不知火スラウェシ島 (2018年秋地震・洪水)
・A lot of phosphorescence
that can not escape the darkness floats in the sea
This is Sulawesi Island
溶岩の島温し黒土噴火今 (2018年9月19日〜現在アナッククラカタウ大噴火)
・Warm clay which was an island of lava
now is the flame of eruption
By夢乃(英語翻訳機能による)
アナッククラカタウはかつて1883年に大噴火によってできた島である。
今から135年前の事だ・・・
15年前に上陸したこの小さな島の噴火口は小さく、島の土は温かかった事を想う。
当時、落葉松が一本ひょろひょろと生息していたのに・・・
・・・・・
今年は何度となく世界に自然災害の多い年となっているような気がする。
また、ジャカルタ付近の噴火は多いように思うのであった・・・
さて、
京都は気持ちの良いさわやかな陽気で涼しく・・・。
南座は新しくなり、全歌舞伎部屋の役者が練り歩かれた様子ですね。
また、昨日、東京の友達が、
この秋に京都九条のお茶室を借りてお茶会をされるようで誘っていただきました。
インドネシア時代のお友達で、その当時の友達も
来られるようで、ぜひ参加させていただきたいと思います。
炉開きの季節でもあり・・・・
お茶のお正月もさわやかなお天気の中、
珍しい明治時代初期の御所籠のお道具を見せていただき
和やかにつつがなく・・・でした。

ミツマタの花も準備しはじめたようです・・・