9月3日日

9月2日は堺 利晶の杜にて「千家十職特別講演会」が開催され、
聴きに伺いました。
第3回の講師は、↓釜師の第16代大西清右衛門氏。

茶道には釜は無くてはならない物・・・。
釜の作り方にとても興味があった。
あの、釜の肌の作り方、絵の描き方・・・等々・・・
とても神秘的で大変な作業だと話を聞いて感じた。
代々、自分で作って体得していくという伝統に守られ。
苦労された様子。
釜は茶道具の憧れで・・・。
買うには至らない私・・・。それだけに憧れが強い。
話の中で、俳句好きな私の気を引いた一説。
正岡子規のおじい様はお茶の先生だったようで、
正岡子規が詠んだ歌の中に
「 凩の浄林の釜恙(つつが)なきや」(松蘿玉液)と詠んだ句があるそうだ。
子規のおじい様は浄林のお釜をお持ちだったようですね。
子規もお茶に興味があったことが嬉しくて。
利晶の杜では
「千家十職」を取り上げて、現代を継いでいらっしゃる方が
次々に講演してくださるのは、非常に興味深い、愉しみな企画である。
400年も前から家を絶やさず、現代の茶道に息づいている
日本の伝統の力強さに、感動してしまう。
私、戴いた茶釜があるのだが、
少し錆びている・・・いつしか、直して使おうと思うに至ったのでした。
釜を作るというのは大変な事なんだと感じました。
・・・
さて、講演が終わって、夜は奈良のソフトボール仲間の会合。
車を飛ばして、奈良へギリギリ間に合った。
青春時代のソフトボール仲間での旅行の話である。
わくわく愉しみなのである。
50歳記念旅行なのである・・・。