2月21日水

最近はマイナス気温の朝はなくなって・・・
ほっとしている。
NHK長野・撮るしん http://www.nhk.or.jp/shinshu-blog/

戸隠神社・・・雪被り狛犬獅子の如猛り・・・夢
獅子被ぎ猛る狛犬雪の中・・・夢
昨日、俳人金子兜太先生が亡くなられたそうだ・・・。
「おおかみに螢がひとつ付いていた」兜太 詠
この句に何故か魅かれていた・・・
絶滅狼と螢が同等に生き魂を放っている感覚が動と静とあいまって・・・
明暗があって・・・生きる叫びが狼、生きる魂が螢に暗示されているように
太古の昔からのアニミズム感が映像に蘇るようだ。
人の命の儚いこと。しかし、この句はずっと生き続ける
兜太氏は不滅。
心からご冥福をお祈り致します。
「海程」主宰を引退して間もなかった。・・・
去年は現代俳句協会70周年を迎えたばかりだった・・・
かつて、2012年NHK俳句で大石悦子先生の
「新茶」のゲストとして来られていた時。
私のお婆ちゃんを詠んだ句を添削してくださった。

気の長い祖母の新茶の甘さかな     夢華
*甘さ=うまさかな

「うまさかな」・・・と読むのがいいのではと・・・・
その、歌の中に詠んだお婆ちゃんも去年100歳を迎えて春に亡くなった。
兜太先生は今年で白寿を迎える年であったのに・・・。
あっけなく、逝かれてしまった・・・。
戦前、戦中、戦後時代の象徴的な存在であったと・・。
もう少し生きて、その目で見た俳句を見たかった。
今日は、中の島で俳句会の日である。
今日も日々、心に残る句を詠もうと・・・・
思う日であった・・・。

↑霧ケ峰高原
合掌
私はこの句が根底にあって。作った句が
私のプロフィールの句です。
某結社で最初に巻頭句にしていただいた句で自分でもとても気に入っています。
まさに、兜太先生へ贈りたい句でもあります。ありがとうございます。