本日は先生のお宅の庵でお稽古のお茶事です。
改まって、大変緊張致しました。
皆さんは熟練の大先輩なので恐縮しかりでした・・・
着物は色無地で清楚ながら皆豪華・・・緑系、青系、ピンク系の人多し。
お天気も良く、11時前に集まり寄付へ・・・。
玄関には淡々斉のちかこ夫人の和歌の誘いより・・・
待合では掛軸と建水と香煎の湯の支度があったので
詰めさんがお湯を入れてくれました。
待合へという言葉で腰掛待合へ・・・円座に座り待ち、
ご亭主が蹲にお水を打ちにこられ、出会い、しばし、銅鑼の音を待ち、
2畳台目の茶室に入りました・・・。最初から・・・
待合、迎付、席入、懐石、初炭、お菓子、中立、濃茶、後炭、薄茶・・・と進み・・・
茶室を出て、待合に戻りお道具の箱書を
拝見し、静かに帰途につきました・・・
こうして・・・大阪に来て緊張した茶事を終えたお稽古でした。
お稽古とは名ばかりで、正式茶事でした・・・。
10月のみの風炉「やつれ」に「四方釜」(佐吉作)の鉄コラボがとてもワビサビでした。
灰形も縦の筋が偶数の線状に美しく、鉄風炉には須恵器は赤色を
使うなど・・・勉強になります・・・
いろいろなお道具・・・認得斉の掛軸、薄・数珠珊瑚・菊薊に織部?黄瀬戸?の花入、
信楽の種入水指、古唐津の建垂
茶入れは由緒のある大中小そろった利休型棗の「中」が使われ、
花押を見ると8代又玄斎に見えるのだが・・・。薄器に大棗「一粒萬々倍」、
御本茶碗・赤楽(細川氏作)、お茶杓は淡々斉の「薄紅葉」etc・・・
釣り棚の飾りには鮟鱇茶入・・・
先生のお道具は新旧どれも素晴らしく・・・触るのも怖いです。
ご亭主、連客の皆様に恵まれ・・・
なごやかで、楽しい、秋の日和にピッタリのお茶事でした。
しかし、亭主は全てのお茶をわかってないとできないものだと・・・
改めて思うのでした・・・。