


読後記録日記になっている秋です・・・
「白仏」辻 仁成著
鍛冶屋から始まった祖父が「白仏」を建立するに至ったまでの
幼き頃から青春時代の友を絡め、戦争時代、発明成功、失敗時代
穏やかな子孫達の成功と繁栄時代・・・発明家だったご先祖様のお話でした
やはり・・・
物語の流れの渦の中に引き込まれてしまいました・・・
「倶会一処」という禅語と
稔さんの
「希望は自分の中にあるこれからの時代は自分の能力だけを信じて生きようと心に誓って・・・」というフレーズが頭から離れませんでした・・・
明治時代を生きた祖父の誠実な人生に尊敬の念が消えませんでした。
読んで感動し良かったと思いました。
1999年「白仏」の仏翻訳語版「Le Bouddha blanc」で
仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞
との本でした・・・
この頃はまだアジアの夫について赴任生活だったので
この本の存在は知らなかったのかもしれませんが
今、この本に出合って良かったと思いました。
女の私から読むと・・・
女性も重要なキーとして登場してくれるので
男、男臭い小説ではなくて読む気もするのかもしれません。
瀬戸内海を見るとその壮大な物語が思い浮かぶようです
そうそう・・・この辺りも美味しいお海苔が沢山売っていておいしいのですが
その物語にも思いを馳せてしまいました・・・
さて・・・家事に専念しましょう・・・
今日は台風一過で、朝日が綺麗でした・・・
お昼も涼しくお天気です。
お布団を干して、洗濯を沢山しましょうっと・・・
家族が気持ちよく過ごせるように・・・