8月1日火

今日から8月となりました・・・!
最近朝のムアッとした空気に夕立ならぬ、
朝立が降ります。庭の水やりをしている人は助かるかも・・・
しかし、暑くて、熱帯夜でエアコンなしでは寝られない。
熱帯化していると思う昨今・・・。
朝に雨がふると、湿気で体が重く、だるくてしんどい朝になります・・・。
が・・・
さて、昨日は、お茶のお手伝いをしていたら・・・
市役所の人が嬉しそうに・・・・
「2019年に世界文化遺産登録」を目指す候補を文化庁の審議会は
大阪府にある「百舌鳥・古市古墳群」とすることを決めたとの知らせで、
と、嬉しそうに話していました。

世界文化遺産候補として決まったのは、大阪府堺市にある仁徳天皇陵古墳や羽曳野市にある応神天皇陵古墳などで構成される「百舌鳥・古市古墳群」です。

↑↓お堀の参拝部分。

夏になり、ほぼ雨の日以外は。仁徳陵の周りを自転車で走るのですが・・・
いい時はいいのですが、夏の日照りには、水が臭うのでちょと・・・。
水の管理も大切かも。
でも、近くの大仙公園などは、広くて、気持ちが良く、
手入れも心がけられて、環境は良いと思います。
2019年まであと2年、整備して、
「2019年世界文化遺産登録」果たして欲しいものです。
さて、先週の土曜日は
堺の「利晶の杜」記念館で、
千家十職の講演シリーズがはじまり、
初回は、「永楽」でした。
京焼の家元の一つ。千家十職の一つ「土風炉・焼物師」であり、
代々土風炉(どぶろ)、茶碗などを製作してきた。現在は17代目。
初代から9代は、西村姓を名乗り、主に土風炉を製作。
10代以降は永樂(えいらく)姓を名乗り、土風炉に加えて茶陶を制作している。正式な改姓は得全が襲名した1871年である。
室町時代、初代宗禅は奈良の「西京西村」に住んで
春日大社の供御器を作っており、西村姓を名乗っていた。
晩年に堺の武野紹鴎の依頼で土風炉を作るようになり、
土風炉師・善五郎を名乗るようになる。
二代宗善は堺に住み、三代宗全以降は京都に定着した。
小堀遠州の用命を受けた際に「宗全」の銅印をもらったことから、
以後九代まで作品に宗全印を捺用した。

1788年に天明の大火で家屋敷や印章を失うが、
三千家の援助もあり十代・了全が再興した。
千家に出入りするようになったのはこの了全以降だと考えられている。

十一代保全1827年に、紀州藩十代藩主徳川治寶の別邸西浜御殿の
御庭焼開窯に招かれ、作品を賞して「河濱支流(かひんしりゅう)」
の金印「永樂」の銀印を拝領した。以降、「永樂」の印章を用いる
と共に12代・和全の代から永樂姓を名乗り、
さかのぼって了全と保全も永樂の名で呼ばれている。

歴代[編集]
西村宗禅(初代)(?-1558年)
西村宗善(2代)(?-1594年)
西村宗全(3代)(?-1623年)
西村宗雲(4代)(?-1654年)
西村宗筌(5代)(?-1697年)
西村宗貞(6代)(?-1741年)
西村宗順(7代)(?-1744年)
西村宗圓(8代)(?-1769年)
西村宗巌(9代)(?-1779年)
永樂了全(10代)(1770年-1841年)
永樂保全(11代)(1795年-1855年
永樂和全(12代)(1822年-1896年)
永樂回全(13代)-13代は二人
永樂曲全(13代)-13代は二人
永樂得全(14代)(1852年-1909年)
永樂妙全-14代の室(1852年-1927年)
永樂正全(15代)(1879年-1932年)
永樂即全(16代)(1917年-1998年)
永樂善五郎(17代)(1944年-)

茶道をしている、私。
お茶の祖が、奈良や堺から発祥しているのが
なんだか、嬉しくて、勉強も少し楽しい。
奈良の珠光から始まり、利休が茶の祖であるから当たり前だが・・・。
そして、現在の京都へと変遷・・・していく。
ところで、
堺、「利晶の杜」では「永楽」さんをかわぎりに、
千家十職の講演シリーズがはじまりました・・・
次回、8/12 15代 楽吉左エ門
9/2 大西清右衛門(釜師)
10/28 13代 土田半四郎(袋師)
11/18 14代 黒田 正弦 (竹細工・柄杓師)
12/9 13代 奥村吉兵衛 (表具師)
の講演が企画されています。
私も拝聴に伺う予定です。
「利晶の杜」に飾られている槿、矢筈芒は
「宗全籠」に活けられていました。
この籠の名前の「宗全」と永楽さんの「宗全」とは関係があるのかしら?
いやいや…まったく別物でした。
久田宗全(1647〜1707)は、江戸前・中期の茶人で、
表千家流久田家三世です。久田家二世宗利の子で、
通称は雛屋勘兵衛、号は徳誉斎・半床庵。
千宗旦に茶を学び、籠組物などの手工に秀でたとされ、
「宗全籠」も宗全自作といわれます。
この籠は久田宗全の作った形なんですね。
納得・・・・また少し勉強になりました。(笑い)
戦国時代から・・・脈々と・・・歴史と茶道・・・のからみが面白くもあり、
祖は滋賀県あり兵庫県あり、京都、堺、奈良からの発祥で、興味深々です。