9月12日

朝晩は涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑いです。
先達は落語寄席で天満の↓繁昌亭に行って参りました。
夫の知り合いなので付き合いで行かされた感が強かったのですが、
大変面白かったです。

まだ新しい建屋ですが十周年のようです。
落語といっても、古典から現代落語まであるようで、
現代落語の作家という方もおられるようで・・・
それが、バイト方々、東大生が書いていたりとリアルな話が面白かったです。
ネタの中に、
藪医者というのがありますが、筍医者というのもあります・・・・
要するに・・・これから、ヤブになろうとしているタケノコだそうで・・・
と、いうので・・・・初めて、
そういえば、ジャカルタにもそういう名前のクリニックがあったなぁ・・・と
懐かしく思ったのですが、
名付けたお医者さんは
ずいぶん博学で謙遜で茶目っ気があると感心した次第です。
やはり、心に余裕がないと、そんな笑いのとれる名前つけませんから・・・
最近巷ではやりのプレバトの俳句でも
落語家なんかが「才能あり」となりますが、
川柳といいますか、落ちといいますか・・・その技が俳句にも響いているのだと
先日の、落語寄席で感じました。
古典落語も、古いながら、大層笑えます。
先日は「付き馬」「ねずみ」「のざらし」という古典落語
現代落語の「教科書にかける情熱」など聞きましたが、
古くても全然今も笑えます、語り部がまたうまかった・・・・
梅団治さん、半七さん、小梅さんでした。面白かったです。
たまに、落語で笑うのもいいなぁ・・・と思いました。
また、昨日、茶道では、先生のお許しを得て、研究会を拝見させて頂きました。
且座と唐物でした。先生は、道具の扱い、所作を大切にと云われており、
確かに、大切な物を扱う所作がうやうやしいとお点前もとても重厚感が
増すことに気がつきました。また、花月はチームワークとも、気がついた人がうまく立ち回る事も大事と、小さな心配り、気働きが大切な事気がつきました。
昨日は、
裏千家宗匠の鵬雲斎の「私の履歴書」というBSのテレビをしていましたが、
戦争体験、特攻隊の時の戦友の思い、平和の思いが赤裸々に伝わってきて、
実体験だけに心に響きました・・・。
いつまでも、忘れていけない日本の戦争体験・・・。
改めて、尊敬致しました・・・・。
また、テレビでは雅楽の東條さんの話を聞き、雅楽が途絶えそうになったときに
あの、戦国武将、織田信長が庇護をして、今に残り、幕にはその時の事を忘れないために、織田信長の家紋の幕が曳かれるそうです。
古典の力、本や記号に頼らない、
子供の頃からの口伝え、体に覚えさせて次世代につなぐからこそ
長きに変わる事なく、伝わると・・・・それが文化だと
目から鱗でした・・・・。